2010年4月18日日曜日

苦い思い出がよみがえる、5年前の「独りワークショップ」

こんばんはatricotです。
今週は珍しく、ホームページを毎日のように更新しました

5-6月の1day2day レッスンもアップしました~!ブログの右側→にも載ってます♪

ほんで、こちらのblogで何回か紹介してましたが、スタンダード からセミプロまでの資格講習で編んだ作品10点をworksに載せました。
そしてですね、また昨日、新しい場所で続きを受けています。セミプロからプロ に。つか既にプロとしてやってますけども(笑)
うん、なんかこんなことして、本当遠回りしてるな~てかんじなんですけど…ここまで来たら最後まで やっちゃえと思ったのです。

昨日はひたすらあらゆる作り目のやり方を編むという…作り目地獄でした。




で もこれ…私、ひとりで昔やったわ~と。

そして、棚から、あるファイルを取り出して、ゆっくり開けてみたのでした。

ニット 勉強そうそう、このファイル。
こ れをつくってからもう5,6年経つのかな。

一番辛かったときのことです。
就職活動を して、まだニットに未練があったときに、京都で厳しいという評判のニットの先生のもとに作品集を片手に半べそになりながら訪れ、「ニットで食べてけます か?無理やったらはっきり無理って言ってください、就活に戻りますから!」と、初対面の方になんてこと言うんや!ってかんじですが(笑)でも先生が「つい てきなさい!」と言ってくれたので、それから本格的に教えてもらうようになり、大学も卒業して、さあ本腰入れてやるぜ~!というときに、先生が急にお亡く なりになられました。ここだけの話、仕事もまわしてもらえるかなという…今から考えたらめちゃくちゃあつかましいんですけど、そういう期待もあったので本 当目の前が真っ暗になりました。
それと同時に勤務先が潰れ、仕事もない、ニットもどうしたらいいかわかんない、いわゆる当時最先端のニートになっ てしまいました。おまけに好きな人に振られるし(笑)
でも、ニットだけでもちゃんとモノにしたいなと思って、先輩に指導書を借りてかたっぱしから 勉強したときに、つくったファイルがこれなんです。
このファイルのタイトルが「一人」ではなく「独り」って書いてるところが、なんか当時の孤独な 気持ちを彷彿とさせます(笑)

なんか相変わらずヘタレやな~と、今となっては思います。こんな勉強できる環境があった時点でものすごく恵 まれてるし、その割りに、やたらクヨクヨしてうざったいヤツだったんやろなぁと思うのですが、当時はなんだかものすごくつらかったっていう感情だけ残って います。戻れって言われても絶対イヤだなぁ。。

ですが、このファイルの1部をご紹介することにします。

ニット 勉強←これ1枚でニットの基礎的 な技術がぎっしり詰まってるという「基礎編み」です。

今から見ても技術的に完璧なのに、糸始末をしていないというところがatricot らしい(笑)

ニット 勉強ニット 勉強作り目のバリエーション。昨 日やった内容とほぼ一緒のことをやっていますが、やっぱり内容的には昨日の方がずっと濃かったな…これが「独り」の限界なのかと納得。

ニット 勉強ニット 勉強生徒さんたちに嫌われてる引 き返し編み(笑)と止めのバリエーション。











ニット 勉強ニット 勉強模様編みもひととおりやって ます。
技術的なポイントをすごくマメに記録しているのですが、相変わらず糸始末をしていない(笑)
ほんでたまに、「最高にダサイ。」とか 文句まで書いてあるところもなんかatricotらしい(笑)

とまぁ、こんなかんじで延々と続くので、これぐらいにしときます。
でも見れば見るほど、当時の感情がよみがえってきて、なんだか ハッとさせられました。
社会性もないし(今もわりとないけど)、視野も狭いし、先のことなんてまったく見えなかったけど(今もやろ!とルイスさん に突っ込まれそうやけど)、ニットを誰よりもうまくなる!という気力だけで生きてたような気がします。
その分、めちゃくちゃ生意気やったし、私が 先生やったら、その鼻をへし折ってやりたくなりますが、見たものやったものを200%吸収してやる!ってギラギラしてたと思います。

で も、昨日の講習では、どう効率よく課題をこなすかで頭がいっぱいでした。ただ、ここだけの話、目の前の先生は信用できる人かどうかというのは、ものすごく 目を光らせていましたが…相変わらずイヤな生徒です。先生がとても素敵な人でよかった。

ほかにやりたいことがたくさんあるので、効率を考 えることは、それはそれで間違ってないと思いますが、当時の自分のギラギラした気持ちが、いいのか悪いのか薄れていってる。明らかに負のパワーなんやけ ど、教科書を食べたら身につくとわかったら、本当にバリバリ食べてそうなぐらい勢いやったなぁ。。。。

なんて、今はしみじみできるような 段階ではないことに、書きながら気づく
つ か、5年たって振り返ってるようではいかんいかん。


あ、そうだ!「どうしたらニットがうまくなりますか?」という若い方からの質 問メールを結構な頻度で頂きます。ありがとうございます。そういう方にはこの「独りワークショップ」がオススメです。確実にニットがうまくなります。


ちなみに、私の最初のニットの扉を開いてくれた故長谷川先生は、ニットの技術的なことはもちろん教 わりましたが、技術的に合ってるか合ってないかというより、そのニットの仕上がりが美しいか、美しくないかということに重きをおかれた方でした。私が無理 やりごまかそうとしてもすぐに見透かされ、「あなたがそれでよければそれでいいけど。」という決めゼリフ(?)をいつも言われました。半べそになってほど いた記憶があります(笑)

その感覚を私は受け継いでるはずなんですが…だったら糸始末ぐらいしようねと言われそうです(笑)あわわ。

2010年4月11日日曜日

糸を細くする裏(荒?)技糸を細くする裏(荒?)技

桜の季節がやってきたと思えば、もう私の家の前の道路は桜の花びらがちらほら…
この儚さがよろしいんやろか。みなさん、お花見は行かれましたか?

先 週は恒例の1day2dayレッスン作品をせっせと編んでおりました。
もうキットづくりにも慣れてきたかな~と思ってたんですが、やっぱり難しい です。
毎回、挑戦ですね!あああ、自分の実力のなさにへこんでばかりいられないです。

えっとタイトルには、糸を細くする裏技と書 いておりますが、やっぱりどっちかと言うと「荒技」に近いかも(笑)でも、「へ~」と思って下さる方がちょっとでもいてくれはったら幸いです。

麻糸今回、実際にやってみたの は、この麻糸。
以前に大量購入したのですが、いざ使ってみるとちょっと太すぎる。
麻、綿などの夏糸は密度があるので、あまり太いと作品自 体が重たくなっちゃうんです。

なので、これを細くしま~す。

麻糸糸というのは、強度を上げる ため、または太さ、表情を出すためにこうやって、細い糸を撚りあわせてある場合が多いです。
2本を束ねているのは2プライ、3本を束ねているのは 3プライといいます。たまに、商品名でも使われているので、聞いたことのある方もいらっしゃると思います。

というわけで、2本に束ねてあるのを1本ずつにわけます。
でも、ただ単に2本に引きそろえているわけではなく、2本をね じって、撚りをかけてあるので、これを手作業でするのは、めちゃくちゃ時間がかかります。

だって、撚糸やさんが機械でしっかりつくられた 糸を元の状態に戻すってことをしようとしてるのですから。まずウールだったらしっかり絡んでしまって、不可能だと思います。

麻糸そこで糸車の登場!
「え! 糸車って糸を紡ぐ機械やん。」
とお思いの方もいらっしゃると思いますが、どっこい、もともと糸車は糸に撚りをかけるだけのものなので、逆に撚りを 戻すこともできるんです!

なので、この糸車で、糸の撚りをかけてある方向とは反対の方向に撚りをかけていきます。撚りを戻すってかんじで すね。

麻糸あれよあれよと言う間に糸が 2本に分かれていきます。

単糸クン、こんにちは。


あ、でも糸の性質によっては、1本にした途端に強度がなくなっ て切れてしまうものもあるので、すべての糸にこの技が通じるわけでは決してないんですけどね…

そ して、1本になった糸をまた巻きなおして…と、なんやかんやで時間はかかってしまいますが、手作業でやるよりかはずっとラクです。


麻糸 帽子完成☆じつはチケットキャン ペーンのプレゼントに使った糸です。

意外と手間ひまかけちゃってます(笑)
麻糸 帽子以前のブログにも載 せたので、ややしつこめですが(笑)それで編んだ帽子です。

チケットキャンペーンは好評で、残すところラスト1。思ってたより、早く終了 しそうです

でも、こんな糸車の使い方をしてる人を見たことないです。
手間は手間ですしね…
で もでも、撚りがしっかりかかってカチカチになっている綿糸も、このやり方で糸をふわっと柔らかくさせることができます。ウェアを編むのにいいんですよ~
な ので、1年に1度くらい、思い出したように使ってる裏技であります。

2010年4月4日日曜日

モンゴル羊毛展に行ってきました。

やっと暖かくなってきましたねっ!ちょっとは外へ出ようかなという気になってきました。

それまでは…やっぱり引きこもり(笑)

隙 があればアコーディオンに手を出してます。
アコーディオンとうとう買ってしまった 120ベース!
左側のボタンが今まで24個しかなかったので、弾ける曲が限られていたのですが、これがあれば何でも弾けちゃう……ハズ!







アコーディオンちなみに今まで弾いてたのと 並べて置くとすんごいでかい!!

遠近法みたいやけど、違うんですよ(笑)







あ れ…こんな大きいんや。ということはですね。
アコーディオンこれが、今までのもの。
atricot サイズです。










アコーディオンそして、ニューアコーディオ ン。

でかい!そして、子顔効果高い。
つか、手のリーチが短くて蛇腹が開かん(笑)

10キロあるんですよー

えー、使いこなせるのかは未定です(笑)

目下の夢は、アトリエニット教室中に、生 徒さんが編んではるときにBGMとして聴いてもらう…いやいや仕事しろってかんじですね(笑)まぁでも人に聴かせられるようにはなりたいです。今、楽しん で聴いてくれてるのは7ヶ月の甥っ子だけなので。

アコーディオンの話はこのくらいにして…

先日、「モンゴル羊毛展」を見 に、京都市国際交流会館まで行ってきました☆
友達のモンゴル人、ダリちゃんが主催してる展示です。
規模はみんぱくとかと比べるとちっちゃ いですが、ダリちゃんにモンゴルの生活や、生活の必需品であるフェルトについて、丁寧に説明してもらいながら見て回れたので、普通の企画展とはまた違うお もしろさを味わえました☆

モンゴル羊毛展モンゴルといえばやっぱりパ オですね!ドアの装飾もかっこいい!












モンゴル羊毛展みんぱくと違って、パオの中 にも潜入できたので、しばしパオを満喫☆

いつも資料などで見るパオは、家具やらなにやらで荷物がぎゅうぎゅうに詰まってて、狭いイメージ があったんですが、本当はこんなに広いんだなぁと実感しました。

アトリエ兼教室にいいサイズ(笑)昼寝用ベッドも置けるかな♪












モンゴル羊毛展室内にはモンゴルの羊毛を 使った作品や、資料などが並んでいました。








モンゴル羊毛展ぐっときたのは、壁画柄の フェルトです。
渋い~







モンゴル羊毛展モンゴル羊毛展

↑はダリちゃん作のかばんです。
こんなふうに、 モンゴルではフェルト地にさらに、刺繍をして強化するらしいです。
刺繍の柄がたまらなくかっこいいですね!ダリちゃんのセンス大好きです☆
で も、針仕事が苦手、且つ絵がド下手のatricotには難しいかも…。でもかっこいいなぁ。そしてなにより実用的であることもすごく魅力ですよね。

帰っ てから、以前ダリちゃんがくれたモンゴルの羊毛に触れてみました。最近フェルトはとてもポピュラーになってきたので、いろんなお店に羊毛が置いてますが、 モンゴルの羊毛はそれらに比べてとてもワイルド!毛質がちょっと硬くて、フワっというよりガシっとしています。ダリちゃんがつくったかばんもとてもズシっ としています。肌触りが良いのがいい、軽いのがいいと思う方には間逆の素材かもしれませんが、でも小物にするなら、私的にはこれくらいのずっしり感がある ほうが好きです。モンゴルの草原で走りまわってる羊さんが目に浮かびます。参加された作家さんもおっしゃってましたが、「キレイにカーディングされた羊 (一般的にフェルト用に販売されてるもの)が、化繊に思える」くらい、モンゴルの羊毛は羊らしいということでした。これには私も納得!
糸にして編 んでもきっと個性的な作品ができると思います。私もなにかつくりたいです。

そんなわけで、ダリちゃんはモンゴルの羊を広めるべく日々頑 張ってはるのです☆

私も私でつかの間モンゴル紀行ができ、とても充実した時間を過ごせました!