2010年9月12日日曜日

神戸ファッション美術館で民族衣装を見てきました。

まだまだ暑い日々が…と冒頭でずっと書いてる気がします。
なんか今年は暑い日々から急に寒くなって秋らしい気候がないって生徒さんから聞きました。

先月に引き続きちょっぴりお出かけモードに入っています。
家族で白浜に行ったり…


今週は神戸ファッション美術館に行ってきました。

市田ひろみコレクション「世界の衣装たち」を見にいったのです。

作品はそれほど多くはなかったですが、世界各地の衣装が地域ごとにわけられていて、すっきりしていて見やすかったです。

細かい刺繍や、緻密な織り、鮮やかに染められた生地…手仕事の原点がたくさんつまった衣装たちは、どれもこれもため息が出るほど、きれい。

大好きな南米の鮮やかな刺繍が施されたポンチョを見たときにふと岩立さんの言葉を思い出しました。
先月訪れた「岩立フォークロアテキスタイルミュージアム」の岩立さん。

メキシコの鮮やかな服は、あのメキシコの青い空の下でこそ映えるのであって、ここ(日本)で暗い部屋のなかで展示しては、その良さが伝わらないということ。なので岩立さんは、展示室で実感してもらえるよう工夫をされているということ。

でも美術館には美術館としての役割があるから、それはそれ、これはこれというかんじでよいのでしょうが、確かに薄暗い展示室でただ単に分類して陳列してあるだけでは、ちょっと物足りないというか…極論を言うと、本のなかでも良いような気もします。資料として。

一番いいのは、私自身が実際に世界をまわって、ちゃんと生活のなかの衣服として見ることなんですけど、それも難しいですもんね…
でも、「わぁ細かい手仕事だなぁすごいなぁきれいだなぁ。」で終わってしまうのは、いさかさ悔しいものがあるので、ここしばらくは脳内世界旅行でもしようかなと思ってます(笑)

話は少し変わりますが、民族衣装が好きな人にたびたび、「どのへんの服が好き?」みたいなことを聞かれることがありますが、いっつも困っちゃうんです。
ど この地域のデザインが好きとか、まぁそれも多少なりとありますが、民族衣装そのものが好きみたい。なんだかそれって、ものすごく曖昧で自分でもちょっと嫌 だったんです。音楽や映画みたいに、こういうジャンルが好きとか、こういうリズムが好きとか、はっきり自分で言えないんです。
せやし、今回の展示で体系的に見てみて自分の好みがわかるだろうと、ちょっぴり期待していたのですが、それが全然で…帰ってからそのわけを考えてみました。

結局のところ民族衣装って単に私の永遠の憧れなんやと思います。手仕事ってやっぱいいよねとか、実はそれほど思ってないし(笑)ただただその服のもつパワーに圧倒されてるだけ。それがいいんです。
単に、自分が永遠に取り戻すことのできないものへの憧れじゃないかなと。私が生まれたときから私の生活には伝統がない。伝統志向はあっても伝統はない。
で もこの土地で、この風土で、この文化でないと生まれなかったという衣装たちにはなにやらロマンがあるんですよ。ハレの日の衣服なんか、なんでこんな色なん やろうなんでこんな変な飾りなんやろうって思うけど、きっと現地の人がその環境のなかで一番映えるものを直感的な美意識でつくってはるんやろうと想像する ととまらなくなってしまいます。だからどの土地のものでもおもしろいのかも。

近代化してもう消えてしまった文化もたくさんあると思いますが、それは時代の流れで仕方ないとして、こうやってご先祖様の足跡がほんの一部分でも見れる機会があるというのは、幸せなことです。

またこんな企画があったらやっぱり行っちゃうんだろうなぁ。

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