2009年11月29日日曜日

スピナッツギャザリングに出演するも惨敗。

こんにちは!atricotです。
以前のブログでもちょこっと宣伝していましたが、今日はスピナッツギャザリングというイベントに行ってきました☆

スピンハウスポンタさ んが発行されてる羊と紡ぎの情報誌スピナッツに連載をさせてもらって丸2年が過ぎました。1頭の羊をニット担当のatricot、織り担当のoriori さんでわけて作品をつくるというこの企画、今日は第一回目の連載から最新号までの作品や、その過程をスライドショーというかたちでご説明させていただきま した。

スピナッツ会場はスピンハウスポンタさんの近くにあるたかつかさ保育園でした。
緑に囲まれたすごく素敵な場所です。
スピナッツもみじもこんなに色づいていました。
そういや、今年は紅葉を見に行ってないなぁ。。。。

atricot&orioriさんコンビのほかにも素晴らしい作家さんが出演されてました。
スピナッツ先日ブログでも書かせていただいたキリム修復職人のオスマンさん。実際にキリムの修復を実演されていました。


スピナッツそして、相変わらずかわいすぎるキリムグッズ!この色合いがたまらん!
何年もたって、ちょっと色あせたかんじがすごく素敵です。
また買いかけました(笑)

でもまだこないだ買ったカバンは使ってないんです。。。なんかもったいなくて。




スピナッツグァテマラの織り文化と原始ばたの実演をされていた星野先生は、実際8年間グァテマラに住まれて織りを研究されてた方です。グァテマラの織りも色合いが強烈!原色や派手な色ばかり使っているのにイヤミじゃない。atricotは一度マネしようとして大失敗したんですよね…

なので、その失敗をとりかえすべく必死に話を聞いてましたよっ(笑)



スピナッツ富田潤さんのスライドレクチャー。つか、会場満員です!
スピナッツ村上由希子さんのフェルト帽子の展示もすごく迫力がありました。
制作のスタンスや、お店を出される経緯についてのお話は、今回一番の収穫でした☆

スピナッツatricotもorioriさんと一緒に作品を展示してました。
右も左もわからなかった第一回目から、5回目までの作品を並べて、なんだかしみじみ。ほとんど徹夜でつくったな…(笑)


というわけでですね、盛りだくさんの内容だったイベントだったのですが、肝心のatricotのトークはというと…

前日までに、スライドに合わせて、これは言わなきゃ!ということを書き出して、何度もイメトレをしたにも関わらず、言いたいことの1割も言えませんでした…。「うまく喋れてたね。」っていろんな人が言ってくれはったけど、それって…感想でもなんでもないし…余計へこむ…

ス ライドショーってめっちゃ難しいです。写真に合わせて話すも、時間が限られるし、ちょっとおもしろいことを言っても、(言ってへんかも)真っ暗なのでお客 さんの顔がわからず、反応してもらってるのか全然わかんなくて焦るわ噛むわ。ワキ汗びっしょりでした。みうらじゅんといとうせいこうのザ・スライドショー を見て予習するべきだった。(スライドショーと言えばこれしか思いつかず笑)

きっとスピナッツを読んでない方には「なにがロックやねん。」って思ってはったと思いますわ。

内心ものすごくへこんでました。周りのすごい方々を見て、「なんで私がここにいるの?」って思ったし、そう思われてるんちゃうかなって、(また被害妄想なんですけど)なんだかもう消えてなくなりたかった。。。ほんとポンタさんに申し訳なかったです。

でも、グァテマラの星野先生やポンタさんが応援してくださって、すごく励まされました。
そして、あらためて自分の環境が恵まれてることに感謝です。
だってね、このイベントでもそうなんですけど、ポンタさんのおかげで、いつも自分より経験を積まれた方と一緒に仕事をさせていただいてます。その分精神的にキツいときもたくさんあるんですけど、ものすごく自分自身が成長できるチャンスなのです。



それにしても限られた時間で伝えたいことを伝えるって難しいですね。ほんと。

その点ブログはいいですよ。字数制限がないので(笑)

そしてそして、私はなにかを伝えるのに、ニットという手段があるので、いいんです!








と、強がるatricotなのでした。

2009年11月22日日曜日

欲しかったのは血の色なんですよっ!

どーもどーもatricotです。
昨日、次号のSPINNUTSの撮影が終わり、ちょっとひと段落しました☆
相変わらず家にひきこもって、映画観ながらニットや糸を紡いでました~。

最近もっぱら韓流にどっぷりハマっているという噂(?)ですが、実は一瞬でした。

それよりも今年は秘かに、若き日のデ・ニーロとアル・パチーノがリバイバルしていました。
ほとんどマフィア映画ですけどね(笑)デ・ニーロ超かっこいいんですけど!
ゴッドファーザーも久しぶりに観てしまいました。音楽めちゃくちゃいいです。
やっぱりファミリー一筋みたいな(笑)男の物語が好きなんだなぁと再確認した1本でした。
そんなんやから同年代で映画の趣味が合う人があまりいません…

えっと話が全然変わるのですが、今日はカウチンについて。
田守先生の課題です。
前回のロピーセーターについてはこちら。
ロピーセーターの柄をイメージしながら、勝手に世界旅行&迷走。
ネイティブアメリカンを目指したロピーセーターその後…

今回はカウチン用の糸でスレッド編みというカウチン特有の編み方を入れた作品をつくります。

スレッド編みはね、独学時代にみっちりやったんですよ~。裏面をキレイ仕上げようと思ったら時間はかかるけど結構好きな編み方です。

技術的には大丈夫かなというかんじ。でも以前のブログでも触れましたがまたもや柄で迷いに迷ってしまいました。

糸が太いので、目数と段数が少なく、ということは1目がでかいんです!1目が細かければ細かいほど、繊細な模様が編めます。
今回のカウチンはなんとジャンボ10mmの針でちょうどいいかんじなので、1目がまじででかい!
初期のファミコンよりも目が粗いというわけです(笑)インベーダー並みですよ。

そんなわけでatricotは考えました。
シンプルで力強い模様にしようと。そして最初の出発点をモンゴルにしました。

毛糸の色は迷わず赤と黒と白。

そして早速模様をデザインします。模様というより「文様」ですね。
カウチン 編み図こんなかんじいこうかと。

出た!陰陽マーク!

もうひとつの柄はモンゴルで神聖な鳥を文様化したものを引用しました。

これはなかなかおもしろいぞ!と思って、早速編みにかかろうと糸を取り出した瞬間、大きなミスをしてしまったことに気づきました。

赤が…赤がなんか違うっ!

そう、赤っていってもいろんな赤があります。
朱色っぽい赤、レンガ系(茶色がまじったような)赤、エンジ系(ちょっと紫が入ってるのかな?)の赤…

糸の素材感にもかなり左右されます。

なぜかね、柄を考えてる途中で、赤色のイメージがドロドロっとした血っぽい赤色になってたんです。
きっと図面上の赤がそういう赤やしやと思います。それともマフィア映画の観すぎか…!

でもね、実際は、アクリルっぽいというか…こんなこと言っちゃなんですが、ちゃっちい赤なんですよ(笑)発色がよすぎるというか…高貴なかんじゼロです。うまく言えませんが、一言で表わすととにかく「ちゃっちい」としか言いようがない(笑)
これはいかんと。これで↑のような柄を編んだら、逆にマヌケやわ。こんなもん、安物の民族雑貨やさんにも置いてへんわ。

ちゃうねんちゃうねん、私の欲しいのはドロドロっとした色やねん!なんであんたはそんなちゃっちい色やねん。おかしいやろ!血で染めたろか!と、 自分が悪いのに、すごく糸に腹が立ってしまい、罵倒してしまいましたが、当然そんなことを言うたとて、こっちが変えるしかありません。

自分の記憶力にショックを受けながらも(つーか、糸を見ながら決めればよかったんですが)、冷静になって、柄を考え直すことにしました。

結論として、小ぶりの柄で攻めることにしました。

カウチン 編み図うって変わってチロル風に(笑)

結構サクっと決まりました。というか、これしか考えられん(笑)

早速編んでみました。
カウチンっていっても普通のごついジャケットみたいな、王道のカウチンではなくって、ショート丈のベストにしました。なので3時間くらいで編めました。

カウチン ベストほら!正解ちゃう?と、ひとりでガッツポーズ(笑)


カウチン ベスト前立てをつけて完成です。

このホワホワした前立ては当初のイメージ通りです。
結構かわいくなったんじゃないかしら。

カウチン ベストなんかまたボディがズレてますが、後ろはこんなかんじです。


やっぱり正解やったわ☆と思って袖を通すと、上半身デブのatricotはマタギみたいになってしまいました(笑)山んなかで銃を持って、クマと闘ってそうな…



うーん、カウチンは編み地が分厚いから難しいっ!

カウチン ベスト裾はループの糸を使い、かぎ針でそれをさらにリング編みにしてボリュームを出しました。

袖口もそうやって編んだらワキ毛ボーボーみたいになったので(色がね…)却下!


細編み+リング編み
これもatricotの常套手段なんですよね…

前回のロピーセーターもそうなんですけど、裾のや前立ての処理で、あまりオーソドックスなゴム編みを使うのがイヤなので、ちがうパターンで仕上げるのですが、ちょっとネタが切れてきたような…
もうちょっとそのへんの引き出しを増やさなければ!と思ったのでした。これも反省材料のひとつです。

というわけで、今回は柄というより色に翻弄されてしまいました。

色や質感のイメージを先に持ってきたときに、それにピタっと合う糸を探すのが難しいです。
よし、こんな色合いでいこう!と思って、糸見本をペラペラとめくり、うーんないなぁと首をひねる。そんなこんなしてたら、全然ちがう色や質感のものを気にいってしまい、最初のイメージとはちがうけどいいのができた!ってことがよくあります。

まぁなにが起こるかわからんから、おもしろいんですけどねっ☆

2009年11月15日日曜日

人と人を繋ぐキリムのお話。

今日は、キリムの修復師オスマン・ダールさんのお店に訪れたお話をしたいと思います。

オスマンさんの職業やキリムについては、前号のSPINNUTSの特集で初めて知りました。何を隠そうポンタさんの家で羊の脳みそをごちそうしていただいたのが、オスマンさんです☆

地下鉄南森町駅で下車。今回は大阪北区専門のルイスさんに案内してもらったため、私はまったく道順を覚えていません(笑)

ておりやあ、そうそう、途中でておりやさんに立ち寄りました♪
カラフルな糸がたくさんあって、なんか外国の糸屋さんみたい。以前ホームページのリンクをしてもらったのでご挨拶と少しお話をして、店をあとにしました。
手編みにも使える糸がたくさんありましたよ♪

ておりや
手芸関係の洋書も豊富なので、また行きたいです♪




てくてく歩くこと15分くらいかな。オスマンさんのお店SUFi(スーフィ)に到着。

キリム出迎えてくれたのは入荷したばかりというキリムの山!

じつは、これだけの量のキリムを実際に見たのは生まれて初めてです。
というか、キリムのこと全然知らなくって…なんか百貨店でめちゃくちゃ高い値段で売られているペルシャ絨毯のイメージとごっちゃになってたので(恥)
あ、オスマンさんはトルコ出身で、トルコのキリムを扱われています。なので国すら違うという(笑)

つか、キリムってこんなにかわいいんや!ってびっくりするぐらい、柄や質感がatricot好み☆
なんというか、民族ものって強い色ばっかり使われてるイメージがあるのですが、意外とそうではないんですね。
何十年、いやへたしたら100年以上前のものもあるそうなのですが、色使いが結構意外でした。
ベージュにグレーを足したような色や、茜で染めたような淡いピンク色、今風のスモーキーな色とかもあって、どの柄もすごく素敵!
でもね、優しい色使いであっても、迫力があるんですよっ!これは実際見てもらわないとわからないかもしれませんが、1枚1枚にパワーを感じるというか、存在感があります!

いい意味で、それまでのイメージを裏切られて、おおおっ!と興奮してしまいました。

キリムの生地を使った椅子です。めちゃくちゃかわいいんですけどっ!

小さい私にぴったりの椅子やわーと思ってたら、じつはオットマン(足乗せ用ソファー)のかたちでした(笑)座り心地もよかったですけどねっ。

オスマンさんに聞いてびっくりしたんですが、オットマンってオスマントルコをカナ読みしたものらしいです。

オシャレな金持ちのビジネスマン(そしてヨーロッパ人)の家具だと思っていましたが全然ちゃうやん。(もっぱらイームズからの連想。)

キリムキリムの織機を発見!








キリムむー。どうなってるかわっぱりわからん!








キリム













キリムめちゃくちゃかっこいい、キリムのパッチワークのラグと椅子。修復できないくらいボロボロになったキリムのキレイなところを取り出し、繋いだものらしいです。

ため息が出るほどかっこよかった!
リサイクルの発想なのかもしれませんが、逆に考えると、何十年も前のいろんな人々の手が掛かった、超贅沢な一品ですよね。



興奮冷めやらぬまま、オスマンさんの奥様ともえさんに淹れていただいたコーヒーをいただきながらいろいろお話を聞かせていただきました。

キリムは大切な親族や娘への嫁入り道具に家族が丁寧に織ったものだそうです。
なので、オールドキリムをよくよく見てみると、柄のなかに名前や年号が入ってたりとか、柄がちゃんと対称になってなかったりするんですよ。遊んではるというか…まぁ言われて気づいたんですけど。
でもそれって手仕事のええ味なところですよね!

どんな気持ちで織ってはったんかなぁとか、自然と想像してしまいます。

ほんで、atricotがお店に入ってからずっと聞きたかったのは柄の話。

今年に入ってから、編みこみの模様に頭を抱えてはいろんな世界の文様とにらめっこをしてきたので、やっぱり気になってしまうんです。
なので、模様の意味についてオスマンさんに聞いてみました。

すると意外な答えが返ってきました。


「お客さんにはあまり模様の意味を説明しません。聞かれたら話すくらいです。」


確かに模様について聞いてくる人は多いのだけど、キリムを織るトルコの人はいちいちこの模様はこうだから…と思いながら織っていないし1番大事なのは気持ちを織りこんでいることなのだと。

あ、そうか…価値の置くところが、柄の意味なぞでは全然ないということなんやなぁと思いました。

そ れもそうですわ。安い民族雑貨やさんでおなじ柄の服や生地があったとして、これほど感動するかって想像してみました。ええ柄やなとは思うかもしれんけど、 こんなに心が突き動かされることはないと思う…それって柄の意味どうこうなんて全然問題とちゃうやん。と、ひとりで納得。
でも、私やったらついつい言ってしまいそう。あかんわー。

それからいろんなことを話していただきました。
トルコの人々の暮らしや、キリムの現状、そしてお商売について、お店づくりの姿勢とか、お客さんへのキリムの見せ方や売り方やほんとにいろんなこと。
とても穏やかにお話されてましたが、今されてること、考えられてることは、すべて「キリムに詰まっている想いを人に伝える」ということに繋がっていて、その熱い思いがひしひしと伝わってきました。

ほんとに1ミリもブレず一貫した姿勢でされていることに感動しつつ、日頃ブレまくってる自分が恥ずかしくなりつつ、オスマンさんからキリムを買いたいなと頭のなかで計画しつつ…私からはあまりしゃべってないけど頭のなかは忙しかったです(笑)

な んというかね、古いもんやからいいとか、伝統工芸やからいいとか、柄がいいとか、それもあるかもしれんけど、それよりも今目の前にあるキリムは織った人の 暖かい気持ちが残っていることを、今目の前でオスマンさんが伝えてくれはる。両者があって初めて「あ、手にしたいな!」と思うのです。
キリムだけでも確かに魅力的やけど、正直今すぐ買える値段やないのはわかってるから、頭から買おうかなって思ったりしーひんもん。売らはる人にしても、ちょっとでも、ゴリ押しで買うてもらおうみたいな気持ちが見えたら、絶対買う気なくなるっ!
キリムとオスマンさんは相思相愛なんやなぁ~と思いました。
これぞatricotの目指す理想の関係ですよー。ちなみに私はまだまだニットに片思い中です。しゅん。

ということで、本当に貴重なお話を聞かせていただいたのでした☆

キリムキリムのかばんを購入してしまいました☆

これもキリムをリサイクルしてつくられたものなんですが、かばん職人さんが仕立てはったそうです。

裏面は帆布になってるのですが、かばんの中といい、皮ひもの部分といいすごくしっかりしたつくりになっています。
いい仕事されてます!



キリムどの柄もかわいくてめちゃくちゃ迷いました。


キリムにはまだ手が届かないけど、これをつくった人の気持ちが側にあるということが嬉しいです。そしてまた、違う人の手によって生まれ変わって、私の元にやってくるって、きっと織った人は想像もしてはらへんでしょうね(笑)

いやはや、久々にグッとくるものに出会いました☆

本当のことを言うと、先日お世話になったからちょっと遊びに行ってみようかな~ってくらいの軽い気持ちだったんですけど、まさかまさか、キリムにこんなに反応してしまうとは、思ってもみなかったのです。感受性がにぶい方なので、そんな自分にちょっと安心してしまいました。

うーん、まだまだ思うところがあるんですけど、全然書ききれないです。ともえさんのエッセイがいい!とか、娘さんがめちゃくちゃ美人やとか(笑)

またそれはおいおいということで♪

あ、せやせや、ここでも告知しときます。

11月29日に「スピナッツギャザリング」というイベントに参加します。orioriさんとの対談とか、作品などについての質疑応答とか、まだ私もいまいちよくわかってないのですが、とにかくたくさんの人前で話すことになりそうです…大丈夫かな(汗)
で もね、タイトルはポンタさんとorioriさんが考えてくれはったんですが、「スピニングはロックだ!」なんですよ(笑)「え?いいんですか?」って、 ちょっとテンション上がりました。SPINNUTSの企画で経験させてもらったことを惜しみなく喋るつもりなので、お越しいただく方になんかひとつええお みやげを持って帰ってもらえるよう頑張ります。
ほんで、オスマンさんも出演されます!私はそっちの方が楽しみやったりして(笑)
なので興味がある方はぜひお越しください♪

2009年11月8日日曜日

ニットのプレゼントラッシュ!ラッシュというほどさくさくいかないんだけど…

あっちゅうまに今年もあと2ヶ月をきりました。めちゃくちゃ早過ぎて全然ついていけません。

そんなこんなで今年中でええかな~とあとまわしにしてたもんが気がつけばほとんど手をつけてないという状態になってしまいました。
ということで先月の中旬くらいからせっせとつくりはじめたんですが、まぁ~これがなんというか、あ、私って全然ニットできひん人なんやなと痛感しました。

自分の実力を知ろう強化月間みたいな。いや毎日知ってないとダメなんですけど…まぁ毎日できひんことばっかり見つけてもヘコむしね(笑)

それはさておき、あとまわしにしていたものとはほとんどが人にあげるものです。

まずは1作め~

リネン セーター今日挙げる3点のうちに一番遅くにとりかかって一番早くできた、リネンのプルオーバー。
これは妹のだんなから「好きなものつくるからリネンのセーターをつくって♪」というリクエストです。


確か頼まれたのは去年の冬だったかな(汗)

リネンみたいな細番手は機械編み、しかも細機でないとムリなので、細機を購入した今年のはじめから編み地サンプルをちょこちょこと編んだりはしてたんですが、製図してないままほったらかしになってました…





このブログにも妹のだんなの話はちょくちょく出てきますが、まぁ一言で言うと生地とパターンマニアです(笑)もともとatricotの大切な友だち。

ということで彼の名作、マリンパンツを目当てに(笑)せっせとつくりはじめました。

リネンは糸自体が硬いので、機械にかけると、バリバリバリ~!!とすごい音が出ます。

リネン セーター首まわりはウールのように伸びることはほとんどなさそうなので、あえて縁を編まずにスッキリさせました。




つか、今から寒くなるっていうタイミングにリネンの服を渡してごめん。。。。。
と、謝ったら、じつはリネンは夏のものではないと、彼が力説しだして、びっくりしました。
吸水性があるから冬のインナーにすごくいいんだって。

知らんかった~!

彼は服づくりの名人なので、そんな彼に服をあげるのはいくら付き合いが長いとはいえ、やっぱり緊張してしまいます。

ちょっ とマニアックな話ですが、ニットのメンズの原型はかなりシンプルでベタっとしたかたちなんですが、今回は習いたての補正原型を地味に取り入れてみました。 そしたら、彼はそれに気づいたらしく(それがすごいわ!)フィット感があるといって、すごく気に入ってくれて早速着てくれてます。

私も同じ糸のニット製品を持っていますが(私がつくったんじゃなくって鳥居先生のん)、リネンは最初はものすごくハリがあるんですが、着ていくうちにどんどんしなやかな肌触りになっていきます。
ほんで毛羽がたってくるんですが、リネン独特の光沢はそのままなんですね。

ラミー(苧麻)やジュート(黄麻)、ヘンプ(大麻)の糸もいじったことあるけど、使っていくうちに味が出るという点から見るとやっぱりリネンはatricotのなかでちょっと別格かなーと思います。つか、値段も高い!

カーディガンお次はこちら。

お世話になってるルッカのオーナーさんの誕生日にと思ってつくりました。

ちなみに誕生日は先月です(汗)

これは私のデザインではなく、鳥居先生の人気製品の製図を使用しました。

ニット教室ではこのかたちがすごく人気で、たくさん製図(割り出し)はしてきたんですが、肝心の私は一度も編んだことがなかったので、いっぺん自分でもつくってみようと思って、機械編みの練習がてらつくりました。


いやはや、機械編みを完全にナメてました。

これまで太機(太番手用の編み機)でしか服をつくってなかったので、手編みの技術でなんとかまかなえたんですが、今回は細機を使用して、もう死ぬ程大変でした。

編み地自体は1日で編めたんですけど、そこからの始末がまぁ~~大変!
製品のようにキレイにとじやはぎができない。私のニット知識を総動員したところでちっともキレイにあがらない。
自分の持ってる鳥居先生の製品を穴が開くんちゃうやろかってくらい、ずっとにらめっこしてました。どないなってんねんと。

結局、専門的な器具でやってはることがわかり、製品のようなしあがりは断念しましたが、それでもできるだけキレイにあげようとがんばったら、2週間かかりました(泣)

機会編みちゃんとポケットもつけたよ。












つか、今気づいたけど、今日のブログ長いですよね(笑)
2週間ブログあけるくらいやったら、小刻みに1作ずつ紹介すればよかった。

まぁいいや、次!

ラグラン ジャケットおなじみHP製作者のルイスさんに編んだジャケット。

これは手編みです。

今年の初めにつくった「ミントジャケット」を見て「あんなん欲しい」というリクエストを受けてつくりました。

って、ほなこれもだいぶたってる(笑)

上の2作品とはうって変わって、これはかなり太番手でざくざく編むので内心「楽勝っ!」と思って一番最初にとりかかったのですが、出来は一番遅かったです。






ラグラン ジャケット原因はこれよこれ!

この衿です。

最初クルーネックかハイネックの予定やったんですが、途中で「衿つきがいい」と言われたので、そっかそっか~と言いつつ、atricotの不得意分野をつつかれて、泣きそうでした(笑)

ほなやったろうやんけ!と果敢に挑戦しましたが、結局2回ほどきました(泣)


衿って長さが足りないと落ち着かないし、かたち自体もちょっとしたことですごく印象が変わるからほんと難しいです。
今回の着地点は「ちょっと女の子ちっくな丸めの衿」やったのですが、最初につくったものは労働着みたいでかなりオッサンぽかった(笑)2回目つくったのは、丸みを帯びすぎて、赤ちゃんみたいやったし(笑)
どんなけ綿密な計算をしても、実際やってみないとわからないのが、ニットの奥深いところです。

でも私としてはいいのができたとおもとります。あとはサイズですね。リネンのプルオーバー以外はまだ着てもらってへんから…はぁドキドキ。


ということで、手編みも機械編みも、ものすごーく勉強になった2週間でした。
自分の引き出しのなかにあるものだけからつくろうとすると、まだまだ経験が足りなさ過ぎるわ。

ほんで、プレゼントラッシュはこれで終わったわけではありません。

今これを書きながら、ずっと忘れたままになってたのを思いだして冷や汗がでました。
それが1点、ほんでまたべつの友だちから頼まれてるのが1点、ほんでポンタさんに頼まれてるもの…

嗚呼!どんどん出てきます。
ほんでなぜか、ポンタさんとルッカのオーナーさんのもの以外は全部メンズなんです。現在、生徒さんのを含め、メンズを製図する機会って圧倒的に少ないんですけど…

やっぱり苦手なものをやれっていうことかしら。