2009年7月26日日曜日

HPで新しい企画を発表しました!「girls×room×shoes」



毎度!atricotです。

最近、とんとHPで作品を発表しておりません。
ということで、この度新しい企画を発表しました☆

その名も「girls×room×shoes」です。

atricotの大好きなアイテムのひとつ、ルームシューズをもっともっと掘り下げようと思い、さまざまな素材を使って制作しました。

撮影もすごく楽しくて、作品についてと、撮影の裏話どっちから話そう~ってかんじなのですが、作品についてのうんぬんは、きっと話してて楽しいのって本人だけなんです(泣)

で も、手芸本にあるルームシューズって、なんか底がふにゃふにゃで、個人的にはあまり好きじゃなかったから、これでも長く履ける靴をつくるというのを目標に つくったことだけは言うとかないと!なので靴底からつくりました。レザーをトンカチでパンチングして、半分靴屋さんもどきのことをしてて、それはそれで楽 しかったです☆
作品についてはなんぼでもでてくるので、聞きたい方は個人的に聞いてください。

ということで!HP企画の醍醐味である撮影について☆

今回はモデルさん起用です!しかも撮影場所もとても素敵なところをお借りすることができました!
お花屋さんとギャラリーとカフェが融合した心地よい空間です。


5kuma (ゴクマ)
大阪市都島区都島本通1-3-15-101
tel / 06-6924-5588
open / 9:00~18:00 不定休
web site / http://5kuma.com
map / → google map

ギャラリースペースはこんなかんじ。オーナーの五熊さんによるフラワーアレンジメントの教室もあるそうです。

先日コラボしたamahoさんのニットカフェも開催してます☆その関係で出会えた場所なのです。ええとこでしてはりますなぁ。





撮影はカフェスペースでさせていただきました。なのでカフェ内の写真は↑のルームシューズ企画を見てください☆と、宣伝したところで、写ってるのは足元だけなんですけどね(笑)

ここのカフェスペースがまたいいんです!HPの紹介でも書きましたが、カフェスペースと、それ以外のスペースであるギャラリーやお花スペースとの距離が絶妙です。ちゃんと自分空間があるというか…ほっこりお茶するもよし、ふらっと展示物を見るもよし。

押 し付けでなく、自分の居たいようにいれるというのが良いカフェの条件だと思うのです。とくに最近は雰囲気ばかり重視して、窮屈で落ち着かないところが多い ように思いますが、こちらのカフェはちゃんとしたほっこり空間があります。しかも、出さはるものも、どれをとってもおいしいです。
当日食べた、シナモンロールが徹夜明けのカラダを最高に癒してくれました!でも夢中で食べて写真撮るのを忘れちゃいましたっ!
朝9時からオープンされてるのも素晴らしいっ!本気でこんなカフェが近所に欲しいです。

というわけで、行ったことない方はぜひぜひ行ってみてください♪

そんでもって肝心の撮影はというと…

朝9時からの撮影だったにも関わらず、京都から来ていただいたモデルさんもいて、それでルームシューズが足にあわなかったらどうしようー!(こういうのは事前にやっとくべきなのですが汗)
など、ものすごい不安のなかで迎えた当日だったんですが、撮影はすごく和やかな雰囲気で行われ、すごく楽しかったです。

モ デルさんは、最初はやっぱりちょっとぎこちないんです。でも不思議と慣れてきはるのです。なので企画でつくったストーリーとはまた違った物語が現場で生ま れてるのです。それはその場にいた人だけが感じることのできるおもしろさで、やっぱり人と人とのかけあいっていいなぁとしみじみ思ったのでした。じつはモ デルさん同士は初顔合わせの方がほとんどでしたから。

でも女が3つで、「姦しい(かしましい)」という漢字があるように、年齢や仕事がみんなバラバラでも、なにかと話題があるもので、話は尽きません。モデルさんそれぞれ個性があって素敵な方ばかりで、またこのメンバーで集まりたいと思ったくらいです。

撮影後、みんなでまったりお茶をしようということで、テーブルを囲んでワイワイ。結局2時間くらいはおしゃべりしてました~!

でもatricotだけはメニューをガン見しています(笑)






こ んなかんじで無事撮影と作品発表は終わりましたが、で、次にatricotの目標にしているものはというと…商品化です。せっかくこれだけの方々に協力し ていただいたので、これで終わりにならないように。まだまだ自分の思い描くものを形にするのでいっぱいいっぱいですが、もっと頭と手を動かして、その思い を実現していきたいです。










最後になりますが、この企画にご協力いただいたamahoさん、張さん、キヨミさん、あずさちゃん、五熊さん、ルイスさん、本当にありがとうございました☆

2009年7月21日火曜日

思っていたより自由だった編みこみの世界

またまたブログがあいてしまいました…

というのも、久々のHP企画に向けていそいそと制作していたのです。
外で仕事以外は、ほっとんど家にこもっていました。

でも映画は観てません!
片手間でやってるどころではありませんでしたから~

でもマイケルジャクソンのPVはよく観たな(笑)いつかスリラーの踊りを完コピしたいです。

そ れと、優しい気持ちでつくろうと思い、中学の頃から好きだったスピッツを聴き直していたのですが、なんとまぁ優しい気持ちになるどころか、ボーカルの草野 マサムネさんの魅力にまたもやどっぷりとハマってしまい、すきあらば、マサムネさんと会うたらどうしようとか、妄想してました(笑)そういうところは中学 生のときと全く変わっておりません。もう好きになっちゃったからしょうがないです。
しかも聴けば聴くほどスピッツはロックしてます。その辺のガチャガチャやってる人たちよりずーーーーっとロックされてます。このへんのくだりを話すと長くなるので、やめます。
眠たくて、しんどいときはだいぶ助かりました☆いいのか悪いのか…恋の域ですね、これは!なんとか会いたいです。まじで。

なんかイタい話ですが、以前大好きなミュージシャンに会いたい会いたいと言い続けてたら、ほんまに会えたことがあったので、これは言うとかなあかんなと(笑)

…やっと本題ですが、今回は最近見つけたアツいニット本を紹介します。

今さらながら編みこみにハマってしまったatricotですが、それを後押しするかのごとく、たまたま見たオークションでかなりいいものを発見してしまいました!

シルバーパンチカード模様編み全集!

1冊200円で購入しました☆

創刊されたときは、まだatricotは生まれておりません。
(ほんとです。)





機械編み用なので、かなり目が細かいですが、今まで製品でしか見たことないレトロ柄にすっかりやられてしまいました☆色づかいもすごくかわいいです☆









こんなジャガード調の柄とかやってみたいです。














そしてですね、なによりもびっくりしたのは、編みこみ模様のモチーフがかなり自由すぎることです。

以前のブログで「既存の編みこみ柄は雪柄とか、決まったかんじのものばっかりでおもしろくない!」
なんてえらそうな事を言ってましたが、この本を見て、そんな自分が恥ずかしくなりました。

だって、なんでもアリなんですものー!

ということで一部、例を挙げてみると
勝手に人物シリーズ。
こんなニット着てる人みたことないです。
というか、この柄をチョイスする人はいるのだろうか?

でもこれはまだ序の口。






おじさん?










プリングルスはこの時代になかったのでは?

atricotのなかでは結構アリな、かわいい柄です。








モガ?

つーか、今の若い人って「モガ」って言葉わかるのかなー?

1920年代のファッションを彷彿させますねー。素敵!

ただし、これが中央にでーんとあるセーターはちょっと嫌だなぁ(笑)







かっぱなのか金太郎なのか意味不明。



あと、やたら魚介類をモチーフにした柄が多いのにびっくりしました。
そのなかでもダントツに多かったのはカニです。






カニ4連ちゃん。
当時、カニってそんなにキャッチーなモチーフだったのかしら?












最後は湯気シリーズです。

ガスの部分にちゃんと赤色の毛糸を使ってるところや、やかんの柄が凝ってます。
でもこれ、機械編みでちゃんと再現しようと思ったらかなり難しいんです。








やっぱり湯気が出ております。











これが一番のツボでした。
わざわざホットって書いてある(笑)
中身はなんでしょうか!気になりますねー!









こんなかんじでなんでもアリなんです。でももちろん、使える柄も(といったら、上に紹介したものが使えないという前提になってしまいますが…)たくさんあります!

いやはや、あまりの自由さにひたすら圧倒されました。
さすがに仏像はなかったんですが(笑)私の想像力なぞ虫みたいなものだなぁと、しみじみ思いました。

先日のブログでも書いたように、織り文化が主流の日本のニットの歴史は浅いので、伝統柄が存在しません。だからこそ、伝統に縛られることなく、こんな自由な柄が生まれるんですねー!続いていくかは別として(笑)

このなんでもアリな発想はすごく勉強になりますが、うーん、でもなにかがもの足りない。
結局、自分が編みこみの柄を考えるときって、違う本を参考にしてたりするのです。
そう簡単に答えは見つからないということでしょうか。

そうそう、今、神戸ファッション美術館で「超絶刺繍」という、かなりおもしろそうな企画をやっています!
また刺激を受けに、行きたいです☆



*オマケ*

以前、知り合いの方に見せてもらったレトロなニット本から。

一見、かわいい帽子なんですけど…

スクリーム!

2009年7月5日日曜日

ほんわか映画「マルタのやさしい刺繍」の話から思う、キレイすぎるもの、そうでないもの。

こんにちは!atricotです。

今回は、ニットの編みこみについて書こうと思っていたのですが、あまりにも素敵な映画に出会ってしまったので、そっちを書くことにしました。

「マルタのやさしい刺繍」



スイスの映画です。
一見、ハズレの多い単館系オサレ映画かなと、ひねくれたatricotは思ったのですが、いやはや、もう素晴らしいの一言!
っていっても、なんのことかさっぱりなので、ちょっとご説明しますね。

主人公のマルタは80歳のおばあちゃんです。最愛のだんなをなくして、すっかり気を落としてしまい、ハリのない生活を送っていたのですが、ふとしたきっかけで、長年も前に心の奥にしまっていた夢を叶えようと奮闘するお話です。

む かし、村の人にはナイショで下着づくりをやってた彼女の夢は、キレイな刺繍をほどこした形のいいランジェリーのお店を開くこと。小さく閉鎖的な村にラン ジェリーのお店を開くなんてと、周囲の人からは、猛反発をうけて、なんべんもなんべんもいやがらせをうけるのですが、このいやがらせが半端ないのです。も のすごい偏見の目で見られちゃう。

あぁ、小さい村ってほんまにこんなかんじなんやろなぁと、そのいやがらせがやけにリアリティーがあります。そこでマルタも気を落としていまって、もう閉めようかなぁとなんべんも思うのですが、友人の支えをうけて、物語は、どんどんおもしろい展開になっていきます。

どうしても筋書きは読めてしまうのですが、そんなことが気にならなくなるくらい、マルタとその周辺の人それぞれの話がしっかり絡みあっていて、ぐいぐいひきこまれていきました!

というのも、出てくるすべての俳優さんの演技が素晴らしい!最初の5分で、登場人物がそれぞれどんな人なんかということが、すぐ伝わります。
普段は外国のおばあちゃんがいっぱい出てくると、みんな似ていて誰が誰かわからんのですが、みんな演技がうますぎるから、そんなことなく観れるんです。

演 出や、セリフも細部までこだわってはるんやろうなぁと思うのですが、それでいてものすごく自然体なんです。きっとおばあちゃんおじいちゃん特有のチャーミ ングなところ、頑固なところって、世界共通なんですね(笑)みんなそれぞれの個性があるんだけど、ちゃんとチャーミング♪
そんなこんなで1秒1秒見逃せません。これは、やはり年齢を重ねて生まれる演技力の豊かさなのでしょうか。いやはや、素晴らしい!となんべんも言ってますが、そうとしか言いようがありません。

久々に、片手間で観るのをやめましたよー!


新しいことをはじめようとする人々の奮闘記がテーマの映画はくさるほどあります。

新しいことをしよう!→周囲の反対と偏見など壁にぶちあたる。→信念をつらぬく→やったね大成功!

そうくくっちゃうと、ほんと、くさるほどあります。でも映画は夢を見れるものだと思うので、これってどの時代も永遠のテーマなんだろうと思います。

そのなかで、ああ観てよかったな!と思うものとそうじゃないものってなんだろうと、あらためて考えました。

やっぱり、その大筋以外の部分での人々の絡まりあいと時代の背景が、細かく描かれてることだと思います。
マルタ~に出てくるほとんどの人物も、その人が人生のなかでなにを一番大切にしてきたかということが、明確に伝わります。

それがね、キレイすぎないことです。人間だからこそ、やましい部分もあるし、ヘタレな部分もある。
だから、とんでもない悪者役も最後はちょっとかわいくなる(笑)ほんとうのところ、人間の世界って思ってる以上に善悪なんてはっきりしてないんやと思います。

以前、ある人に私のスピナッツの原稿を「キレイごとを並べている!」と酷評されたことがありました。
私自身は、ただただ伝えたいことをアツく語った自信作だったので、びっくりしました。
ものづくりのことをよくわかっている人が読むと、それを見抜かれてしまうぞと、その方はおっしゃってました。

最初は、まったくもって腑に落ちなかったのですが、よくよく考えると、伝えたい気持ちが先にいきすぎちゃって、そのなかでのヤな思い出とか、自分的に言いたくないこととか、マイナス面を意識的にはぶいてしまったのだと思います。

私の悪いクセです。小学生のときの作文からそうだったと思う。
最初の頃は、バンバン入選してたのに、だんだん、これは先生に誉められるだろうなと思うものほど、苦笑いされてました。ああ、理由がやっと今になってわかったような…って遅すぎるけどっ!

そうなんです。そうしてキレイな部分だけでできてしまったひとつの物語は、急にリアリティーを失ってしまいます。

おなじような筋書きでも「なんちゅうクソ映画や!」と思うものって、キレイすぎるからかもしれません。
わかったようなふりだけしてたら、人に感動なんか与えられませんよね…

それが、いざ我が身になるとなんと難しいことか!

だから、こういう気づきになるような映画って、私にとって必要なエッセンスなのです。

あと、マルタを見てたら、ロックだなぁ~!と思いました。
80歳のキュートなおばあちゃんに、ロックという言葉は似合わないかもしれませんが、atricot的には100%のロックだと思います。
ただね、それがうまく説明できないんです。

最近、自分の好きなもの、惹かれるものってなんだろう?ということをよく考えておりますが、結局むかしっから、それがロックしてるかしてないかなんだとうすうすわかってきました。

でも感じることしかできなくて、言葉にできないんです。

なので、それがうまく表現できることが、今後の課題のひとつです。

…って、一番いいのは、それをニットで表現できることなんですけどねっ!

でわでわ、そんなわけで制作に戻ります~!