2009年4月26日日曜日

念願かなって羊の毛刈りに挑戦!

どうも!羊のことを考えると興奮して逆に眠れなくなるatricotです。

というくらい、自他ともに認める羊好きですが、今週はそんなatricotの長年の夢であった羊の毛刈りを体験してきました!

なんと!畜産技術協会がされている技術研修に参加してきました。
なので、これは遊びではなくあくまで研修。
実際に研修を受ける方々はみんな牧場で働いていたり、農場を持っていたりと100%現場の人ばかり。
もちろん、一介の羊好きというだけであるatricotにはそんな資格はありません。いつもお世話になっているスピンハウスポンタさんのおかげで、見学というかたちで参加させていただいたのです。本当にありがとうございます。ポンタさんは羊を触っただけで種類だけでなく品質がわかり、それを管理するという「クラッサー」という資格をお持ちで、この研修で原毛の選別について講習されていました。

毛刈りまず最初にお手本を見せていただいたときの写真です。実際の毛刈りを見るのも生まれて初めての体験です。
ものすごい衝撃でした。

こうみると羊って大きいです。普通に立てば、atricotの身長はゆうに超えます。








最初は、実際に羊は刈れないのかぁと残念がっていたatricotですが、初めて羊の毛刈りを目の当たりにしたときに、思いました。

「これはうちみたいな素人がやっちゃいかん!絶対にいかん!!」

だって相手は生き物です。頭ではわかってたつもりだったけど、全然わかってなかった。

実際に牧場で働き、羊の扱いに慣れている方にかかっても、スキあらば羊たちは大暴れします。
そして、大きいバリカンで刈るので一歩間違うと自分の指を切り刻んでしまうし、羊にとっても大怪我させてしまう可能性だってあります。
一緒に参加したbaoさんの話では、間違って毛に埋もれた大事なおち○ちん(ほとんど言ってますが)を切り落としてしまった人もいるみたいで…ほんっとに大変な作業です。

家でのんびり羊を紡ぎながら
「ああ、羊を連れて鴨川を散歩したいなぁ。。。」
なんて妄想してる私って、なんてのん気というか、あっぱれというか…全然現実的じゃないです。

でも、現場の人はさすがプロです。
羊をおとなしくさせるにはコツがあって、羊が
「ああ、これじゃぁ動けねぇな。」
ってあきらめる姿勢にうまく持っていくんです。
毛刈り



「もうどうにでもして…」
とは、思ってないと思いますが(笑)

しばらくは目の前の現実に大興奮していたatricotですが、なんと、ハサミなら刈っても大丈夫というお許しがでたので、atricotもいよいよ体験させていただくことになりました!

嬉しさ半分、不安半分でしたが、なんとか頑張ってやってみました!

毛刈り大きなハサミで1cm幅ずつ丁寧に切っていきます。
間違って羊の肌を切ってしまわないか不安で仕方ありません。

しかもかなりの体力勝負です。

一緒に行ったorioriさんとbaoさんの3人で交代して、約3時間の作業です。最初atricotはすぐにバテてしまい、すぐさま次の人に交代しました(笑)






毛刈り気持ちよくなったのか眠る羊さん。
私のときは、結構暴れたのにー
毛刈り
atricotの右にいらっしゃる方は、今回指導していただいた宮本先生です。暴れる羊を眠らせる羊のプロです。超どんくさいatricotに根気よく丁寧に教えて下さいました。










なんと!宮本先生は、ニットの先生なんです。そして実際羊を飼ってらっしゃいます。

宮本先生がおっしゃるには

「いちから好きな糸をつくりたいって思ったんだけど、当時は、今あるような羊毛屋さんってなくってね。羊毛を買うという発想がなかったから、羊を飼っちゃったの。」と。

その穏やかなお人柄からは想像つかない行動力に、atricotはひたすら脱帽です。

毛刈りもうちょっと!もうちょっとで脱皮、いや脱毛!

ラストスパートをやらしていただきました。結構しんどい体勢だったのでatricotの腰も限界でした。足もガクガクです(笑)
「まだなん?」みたいな目で羊にはにらまれるし…





毛刈りできたー!

一見ドロだらけですが、かなり柔らかい毛で感動もひとしお。

これから家に帰って洗います。

普段私たちが着ているウール製品は、すべてこの作業がはじまりです。

つるっと毛が抜ける薬も開発されたそうですが、コストがかかる為まだまだ普及してないそうなので、ほとんどが人の手によって刈られているのです。
これは機械ではできませんものね…いやはや本当に大変な作業です。

紡ぎをはじめて、私ってイチからモノをつくってるんだ!という気でいたけど、本当のイチからってここなんですね。いや、もっと突き詰めると羊を飼うことからでしょうか…

一緒に毛刈りをしたbaoさんと話していたんですが、現実的に羊を飼える環境にないから、もっと現実的に考えてみようということで出た結論が、


「羊を飼える人と結婚すること。」(笑)


そのほうが現実的じゃないって。

でもなにを現実にするかはatricot次第。
君の毛のようにフワフワするのもいいけれど、君と一緒に地に足つけて歩いてゆこう。
と目の前にいる今回協力してくれた、ツルンツルンの羊さんにつぶやいたatricotでした。

この経験は一生忘れません。
あらためてこの機会を与えて下さったスピンハウスポンタさんと、畜産技術協会の方に感謝いたします。本当にありがとうございました!











*オマケ*
毛刈り発見!
顔が黒い羊さんが毛を刈られるとこうなります!

2009年4月19日日曜日

新しい糸づくり

最近、HP製作者ルイスさんのイタズラによって、トップページに前回の私のどヘタなイラストが小さく載っていることが判明し、すぐさま削除を申請したatricotです。にも関わらず、まだ載ってるし
どういうこっちゃ!

それはおいときまして、こないだやっと時間が空いたので、以前購入したatricotの新兵器ドラムカーダーを使ってみました。

これです!




紡ぎを知らない人にとっては、なんやこれ!というかんじかもしれませんが、私がずーっと欲しかった道具です。少し前にこちらでもお話しましたが、Witさんに譲っていただきました。かなり安くしていただいたのですが、atricotのお財布事情的には清水の舞台に頭から飛び込んだかんじです!

でもこれがすごかったー!

って、だから何なのこれは!って(笑)

えっとえっと…ざくっと言えば、羊毛を混ぜる道具です。

違う色の羊毛を混ぜたり、洗った羊毛をほぐすのに使います。
みなさんが使っている、髪の毛用ブラシとおなじです。梳いてやって、紡ぎやすくするのです。

いつもはハンドカーダーというものでいちいちやっていました。

これです。

ハンドカーダー

実は、ハンドカーダーで毛をほぐす作業って大嫌いなんです。
時間かかるし、手に変な筋肉つくし、しかもヘタクソやからうまく梳けないし、おまけにどんくさいから、勢い余って間違って、手に刺すんです。必ず。
熟練の方は本当にうまく扱われるのですが、私は何度練習しても全然ダメ。
プツプツとした味のある糸(良い風に言えばですが)はできますが、上手に梳けないため、細くて均等な糸がつくれないのです。
なんだろう、相性が悪いのでしょうか。それとも鍛錬が足りないのかー!

ハンドカーダー拡大したところ。実際左のように握って使うんですが、すぐ近くにたくさん穴があるでしょう。
そう、間違って刺した部分です。

おわかりのように一番の被害者は左手の小指!


針山のようなもんだから、小指の第二関節にBCGの注射(これ、若い子は知らんかも!)の後みたいなんがつきます。ひー!

なので、取っ手にはよく見ると血の後が…
努力の証ではなく、どんくさい証です(笑)

でも、ドラムカーダーならハンドルを回すだけ♪

あ、でもただただラクしたかったんじゃないんですよっ。

ドラムカーダーの方が、羊毛が均等に混ざりやすいのです。


というわけで、今夏に発表する予定の企画に向けて糸の試作をいろいろつくってみました。
ドラムカーダーを使ってないものもありますが、とりあえず思いつく限りのものを実行しました。

結果は…

これは使えるなというものは大体50%くらい。低っ!でも新しいものをつくるってそんなものなのかな。

一部をご紹介します。

紡ぎ糸超極太スラブの糸。うまく2色が混ざるようにして、ポップなかんじに。太いところをうまくつくるのにひと苦労でした。








紡ぎ糸これは100%シルクです。かなり気に入っています♪
でもシルクって、指のささくれや爪が割れたところにすぐひっかかってしまいます。キレイな手でしかいじれないということなのか?むむー!






紡ぎ糸なんとも不思議な糸ですが、これはうすーいフェルトに紡ぎ糸を通したもの。たくさんはつくれませんが、装飾には使えるかも
今回一緒に企画をやるaikaの腕次第です。と、プレッシャーをかけてみる(笑)










紡ぎ糸ずっとつくりたかったネップの糸です。
これがつくれたのは本当に嬉しい。今まで何度も何度も挑戦しては失敗していたのです。
これはドラムカーダーを使って生まれた最初の収穫

もっともっとかわいいのをつくって新商品を誕生させるぞ!





とまぁ、こんなかんじでどんどん新しいアイデアをかたちにしている途中です。
すごく素敵なのが、シルクの糸を除いたほとんどの糸が、染めをせず好きな色でつくれるのです☆

染めもできたら完璧なんですが、今はそこまで手を出せないのが現状です

ですが、ドラムカーダーならカラー羊毛をほぼ均等に混ぜることができます。パレットの上で絵の具を混ぜるような感覚です。

なので、一気に創作の幅が広がったような気がします。すごい、すごいぞ新兵器!

あらためてWitさんに感謝です。ありがとうございますっ!末永く良きパートナーとなってもらえるように大事に使います!


ではでは、早くみなさんにお披露目できるように、そして、ニットをされる方々にも刺激を与えられるような、かわいい糸をつくれたらなと思います

2009年4月12日日曜日

谷本さんの個展

今日はニットカフェの後、東山まで足を伸ばし、谷本さんの個展に行ってきました☆
以前、AVRILで大変お世話になった方です。人間的にも作り手としてもatricotは彼女の足元にも及びませぬ…とにもかくにも大好きなお姉さんです。久しぶりにお会いできて本当に嬉しかった~!

谷本さんのブログ→布ブログ
今回の個展のDMかわいいです♪
そうそう、谷本さんがチェックされてる個展は、私のアンテナど真ん中です。

いつもニットカフェの日はすごい荷物なので、終わったら真っ直ぐ帰ることが多いのですが、以前やってらした個展を見逃してしまったので、今回はどうしてもどうしても行きたかったのです!
というわけで東山まで、てくてく行ってきました☆

東山駅を降りてすぐ、小さな川が流れています。
ここ一体も桜が多いので、すごい人でした。












桜はもう散り気味でしたが今日は風があったので、桜吹雪と、こんなふうに桜のじゅうたんが広がってて素敵です。
のんびり。






訪れたのは、Casa de Bananoという町屋づくりのギャラリーです。すごくいいところ!


ギャラリーのなかの様子。風が流れてすごく気持ちよかったです。


ほらほら、窓の外には桜がパーって咲いてます。
あまりキレイに撮れなくて残念。
窓から見える桜吹雪がとてもキレイでした。








さてさて、お粗末な写真はさておき…
こちらの個展では、モスリンという生地を使った洋服が展示されていました。
染めはすべて谷本さん、そしてパートナーの伏木野さんが、服をデザインされています。
プリントではできない風合いと、キレイな色彩の重なりにatricotは興奮しまくりでした!
しかも服のシルエットもすごくキレイで、そしてとても実用的。

すぐに自分がこの夏、これを着倒している場面が目に浮かびました。

即購入☆しかも、2着も買っちゃった♪(あ、料金は後払いで

モスリンという生地はウールでできているそうです。とても薄手で、はっきり言って全然ウールに見えません。
若干シルクのような光沢もありつつ、麻のようなハリと通気性があって、肌触りは上質の綿みたいでさわやかでした。とても不思議な素材です。
着物を着ないのでわかりませんが、長襦袢など着物に使われていた生地だそうです。おそらく、私にとってこれが初モスリンです。

真夏でも快適だそうですよ!それは着てみて納得。
ウールは毎日のように触ってるのに、この感覚は初めてでした。うーん、やっぱり羊って奥が深いなぁ。。

オーダーした服は後日、自宅に届けていただく予定です♪
またそのときは、こちらでご紹介いたします。生地の柄はお二人にいろいろ相談させてもらいながら決めました。すんごくかわいいんだからっ☆

いいモノに出会い、たくさんおしゃべりもして、おまけに自分の創作についても背中を押してもらったり…いっぱいいっぱい元気をいただきました~!
てか、私は創作するのに、立ち止まりすぎだ。

また明日から頑張って働きまーす!(服をゲットする為にもね


























楽しみ楽しみ☆

2009年4月5日日曜日

私がイラストを?!

どーもどーもatricotです。

あっと言うまに京都では桜があちらこちらで満開です
今日は法事だったのですが、おかげで道路は花見の車でどこも混んでいました。

やっとこさ暖かくなってきましたが、それでもまだまだ夜は寒いですね。
私もどこかに桜を見に行こうと思いながら、まだ寒いしなーと機を逃しております。毎年そうです(笑)

でもわざわざ見にいかなくても、ふっと立っていたりするのが桜のいいところ。
信号待ちのときに、道路わきに咲いてるのをぼーっと見てるのもまたいいものです。

さて、先月の話なのですが、またまた次号のスピナッツの原稿を提出しました。
もうatricotの話題にはおなじみの、スピンハウスポンタさんが発行されている羊と紡ぎの情報誌「SPINNUTS」の連載です。

今 回のテーマは「くず」です。羊や絹のくずを使って、いろいろ作品をつくりました。撮影も初の野外で行い、とてもおもしろいことになりそうなのですが、じつ は、この誌面でatricotが作品を説明するためにイラストを書くという流れになり(というか、言いだしっぺはatricot)最初はふんふんと聞いて いましたが、いや待てよと(笑)

私がイラストって…
以前、手帳の話をしたときにちらっと落書きしているページを載せましたが、これがもうかなりひどい。
いろいろ描くのは嫌いじゃないのですが、びっくりするぐらい絵心がないのです。

羊を描いたら犬になるし(笑)
デザイン画を描いたら、必ず製図でつまづき(イラストがありえない構造だからです。)、製作につまづきます。

文章で説明しても説得力がないので、実際にお見せしましょう

最近の手帳に描いたラクガキです。



セサミシリーズ。左に描いたクッキーモンスターが意外とうまく描けたので、右にも描いてみました(名前がわかりません。)このコンビ、対になってるからまだわかるかもしれませんが、左の子だけ見たらちびまるこちゃんの「ハマジ」です(笑)

怖いビッグバード。














友だちに「これタダのオカマのねえちゃんやん。」って言われたバカボンのパパ。上にちょろっと写っているのがスナフキンです。言い訳をしますが、これはムーミン展に行く前に描いたんですよっ。












広隆寺の弥勒菩薩を説明しようとして描いたら
「考える力士」と言われ、続きを描くのをやめました(笑)














えー、こんなけ載せたらじゅうぶんでしょう(笑)
つか、手帳になに描いてんねんっ!ってかんじですが…仕事の予定が全部書いてあるので、落としたら本当に困るアイテムなのですが、違う意味でも困ります(笑)

というわけで、こんなatricotが描いたイラストが載るって、本当に大丈夫だろうか…
でも提案した手前、やっぱり…なんて言えないっ!

と思いつつ、先日原稿を提出してきたのですが、やはり編集のさくらちゃんとポンタさんは困った顔をしていました。もちろん、再提出決定です。そして、またえいやっと描いて、再び提出してきましたが、結果はまだ聞いておりません…


ちょっと不安の残る月始まりです