2008年12月4日木曜日

atricotの勝手にアトデミー賞!(前編)

いやはや、もう師走ですか!

めっちゃ早いです。



atricotは、人よりたくさんしてることは、ニットと、あと映画を観ることだと思います。

映画は本当によく観ます。でも全部、ニットしながら、紡ぎながらで、片手間なんですよね。一度、この”ながら映画”をやめよう!と思い、映画断ちをしました。でも、また観はじめ、やめ、観て…のくり返しで、まったく観ない月と、そうでない月と、交互でした。なにやってんだ!

というわけで、今年は前年より数は少ないのですが、観た映画はコチラです。



・恋愛睡眠のすすめ

・シュリ

・去年ルノアールで

・まいこHaaaaan!

・ボルベール

・ブラックダリア

・さくらん

・亀は意外と早く泳ぐ

・蟲師

・バベル

・世界

・愛の神エロス

・真夜中のピアニスト

・the 3名様(映画なのか?)

・図鑑に載ってない虫

・見つめる女

・隠された記憶

・パンチドランクラブ

・ラブアクチュアリー

・魅せられて

・スパニッシュアパートメント

・インファナルアフェア3

・キングス&クイーン

・親密すぎるうちあけ話

・ロシアンドールズ

・フレンチなしあわせのみつけ方

・トリノ、24時からの恋人たち

・プレステージ

・パフューム

・ショートバス

・運命じゃない人

・アメリカ、家族のいる風景

・セックスと嘘とビデオテープ

・ナインシガレッツ

・復讐者に憐れみを

・パリ、ジュテーム

・ナイロビの蜂

・エルマリアッチ

・JSA

・めがね

・小さな中国のお針子

・ガン&トークス

・ダーティシェイム

・転々

・ランドオブプレンティ

・クワイエットルームにようこそ

・ダヴィンチコード

・猟奇的な彼女

・麗しのサブリナ

・殺人の追憶

・フォールームス

・ジャッキーブラウン

・キサラギ

・自虐の詩

・ラストコーション

・マイブルーベリーナイツ

・ミスターロンリー

・スキヤキウエスタンジャンゴ

・パッチギ

・ホテル

・エンジェル

・50回目のファーストキス

・パッチギ2

・傷だらけの男たち

・スモーキンエース

・hero

・lovers

・サンジャックへの道

・タロットカード殺人事件

・血と骨

・野良猫ロック



今、書きながら後悔しています。これでもあと10本以上は抜けてるのあります…

上半期と下半期にわければよかった…!



そして、これだけの量を見て、ルイスさんに「なに遊んでんねん!」って絶対怒られるわ…



いやね、ずっとやりたかったんです。勝手にatricot的アカデミー賞。

略してアトデミー賞(笑)



ちょっと後悔しておりますが、ここまで来たら戻れません。なのでやっちゃいます。

200%自己満足です(笑)



去年から、観たいものを観つくした感があり、韓流や、今まで観てなかったベタな映画に走りましたが、いまいち不発でした。



それでもこれはいい!と思ったものを紹介します。



今年のアトデミー賞グランプリは…







じゃじゃん!



ミスターロンリー



ハーモニー・コリン監督の

「ミスターロンリー」



です。







公式ホームページはコチラ



そうそう、映画ってこういうものなんだ!って思いました。

まずストーリーからして、おかしい。
マイケル・ジャクソンのモノマネをしてパリで生活している青年が主人公なのですが、その青年が、マリリン・モンローのそっくりさんと出会い、その出会いからさまざまな経験をしていくわけです。さわりだけ言うとなんじゃそらってかんじなんですが、じつは、私たちにものすごく身近なテーマが織り込まれているんですね。


なぜ、青年は、マイケル・ジャクソンのモノマネをしているのか。モノマネをしているのは、生活をしていかなくてはならないからなのはもちろんですが、じつは、彼はプライベートもマイケル・ジャクソンになりきっているんです。ヒマさえあれば、ダンスの練習ばっかりしている。


それはなぜか。物心がつきはじめて、人は自己を意識します。なんのために生まれ、なんのために生きるのか。自分は一体誰だ?なにをしたいんだ?そういう疑問が、頭をよぎります。でも自分がわからない。自分であることが苦しい。そうなってしまった主人公は、別人として生きることを選んだわけです。それがマイケル・ジャクソンっていうところがおもしろすぎるんですけどね。マイケルでいるときは安心なんです。


でも、自分とおなじことをしている連中と出会ってから、彼のなかでまた、なにかが疼きはじめるんですね。


これは、ちょっと前に流行った「自分探し」にも似ている部分があると思います。

自分って、探しても見つかるもんじゃない。だって、自分は、ここにあるんですから。自分探しってね、ものすご他人まかせのかんじがして、私は好きじゃないんです。探すという時点で、目線が、他者やほかのもに行ってますよね。そして、それらに、自分が影響されるのを待っている、そんな状態だと思います。外国へ行ってみたり、新しいことをしてみたり…。それが行きすぎたかたちが、マイケル・ジャクソンの彼なのだと思います。


自分はマイケルではないとわかっていながら、マイケルによって影響される自分に安心しているのではないかと。でも、おそらくなんですが、恋をして、なにかが変わった。自分が相手に影響を与えたいという思うんですよね。そう、「影響されたい」ではなく、「影響させたい」という思いによって、自分のなかに自分を発見してしまうんです。劇中では、その彼はあまり多くを語りませんが、最後のシーンで、マイケルをやめますと宣言した彼は、目線がフワフワしていて、とても不安げな顔つきでした。でも、どこを探しても、自分はここにしかいない。空っぽでも、不安定でも、自分はここにしかいない。そう思わせてくれる、とてもいいシーンでした。



って、なんやえらそうなことを書いてしまいましたが、この映画の他のレビューを見たら、

とらえかたが全然違うし(笑)まぁ、いいです。思ったことなんだし。



そしてですね、この映画の素晴らしいところは、設定や、ストーリーがありえないことばっかりなのに、登場人物の感情がものすごくリアルに伝わることです。ほとんどのシーンが、現実離れしすぎていて、プッと笑えたり、ありえへんやろ!と突っ込んだり、これ、なんの関係があんねん!と言いたくなるシュールさがあります。
でも、訴えてくる感情はものすごくリアルなんですね。邦画なんかは得意部門だと思いますが、リアルなだけの映画はなんぼでもあります。でも、やはり映画は夢を見れないとダメ!本でいいじゃんとか、思うような映画はダメ。映画でしかできないことをしないと!そういう点でも、この映画は本当にいいと思います。すんばらしい!


アルモドバル巨匠の「ボルベール」と迷いましたが、今年のアトデミー賞(言うてて恥ずかしくなってきた。笑)は、これですね!



ではでは、後日、後半に続きます☆(続くんかい!)






0 件のコメント: